2018年02月27日

アサヒスーパードライの天下

辛口生。

産まれる前から、ものごころが付いて、親元離れて一人暮らしをする様になるまで、日本では、キリンビールが一番の人気でした。

そのキリンビールから天下を取ったのが、アサヒビール。それまではキリン、サッポロに次ぐ三位のアサヒが、市場マーケットを徹底分析して発売したのが、アサヒスーパードライ。
アサヒスーパードライ缶1.jpg
🍺▷アサヒスーパードライ
会社の寮のビールの自動販売機には、アサヒビールだけ。美味い不味い、好き嫌いに関係無く、ビールはアサヒしか飲めませんでした。

スーパーなどで買ってくれば、好きなメーカー、銘柄は当然買えますが、買い置きするほど余裕も無く、思い立ったらアサヒでした。当時は、アサヒの生ビールです。

昭和62年(1987年)、私が就職して2年目です。寮の自動販売機にも、違ったビールが登場しました。銀色に光った缶が近未来的な輝きを放っていました。

スーパードライは、若者をターゲットにして、喉越しの切れ味、辛口生の爽快感をうたい文句に売り出しました。

それと購入する人達の生活環境などの調査から、瓶ビールから缶ビールに重点を置いて販売したそうです。瓶ビールをグラスに注いで飲むよりも、缶ビールでそのまま飲む手軽さに移行して来た様です。

喉が渇いて、風呂上りは、缶ビールの栓をプシュッと抜いて飲むのが最高と言う後輩がいて、びっくりしました。

缶ビールを箱単位で買いに行くと言う形態になって来た時代でした。ディスカウント・ショップも流行り出した頃でした。
 
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原材料:麦芽、ホップ、米、コーン、スターチ
アルコール分5%、エネルギー42kcal、たんぱく質0.2~0.4g、脂質0g、糖質3.0g、食物繊維0g、ナトリウム0~8mg、プリン体*5~6mg /100ml当たり

この頃、日本のビール各社は、スーパードライに続けとばかりに、ドライと名乗る辛口ビールを販売し、ドライ戦争と呼ばれました。結果は、アサヒスーパードライの一人勝ちでしたが、色々なビールを楽しめました。中でもサッポロのクールドライの爽快な味わいが忘れられません。(生涯1本だけ)

そんなアサヒスーパードライは、私にとっては、二択の内の一つ。缶のきらびやかさと辛口の刺激感でスーパードライを選択していました。売り切れるとがっかり・・・アサヒの生でした。

寮では、毎晩、酒盛りをしていたので、ビールは決まってアサヒのスーパードライ。少し安い帰り道のスーパーで仕入れて来ます。

飲み屋に行っても、好んでスーパードライを注文していました。未だ生ビールが普及していませんでした。利き酒ならぬ効きビールを良くした記憶があります。

かなりの確率でスーパードライは当たっていたと記憶しています。

真夏のある快晴の朝、海に行きたくなり、休暇を取って友達と出かけました。海に着きひと泳ぎした後に、海の家でキンキンに冷えた、スーパードライをゴクゴクと飲んだ喉の刺激がたまらなく美味かった想い出です。

スーパードライは、若かりし頃の青春の味です。

その後、馴染みの飲み屋の主人とも語る様になり、スーパードライなんてビールじゃないよ。と言う愚痴の様に話を聞きました。

店主曰く、ビールの苦みが無い。とのこと。

若い時のビールを喉で飲む爽快感は、年齢と共に衰えて、一気に飲み込めなくなり、ビールが口の中に留まると苦味が美味しくなって来た。と個人的に分析します。
アサヒスーパードライ
posted by ビールで乾杯 at 08:30| Comment(0) | 日本のビール | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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